ベロニカ

veronica2

クワガタソウ属は、ゴマノハグサ科の多くが唇形花をつけるのに対して、大きく平らに広がった花冠をつけるのが特徴である。一見は深く裂けた4弁が放射相称になっているように見えるが、実際には左右相称であり、上側一弁はやや大きく、これに二脈が入っている。また下側一弁がやや小さいものも多い。萼は大きく四裂する。雄蘂は二、花冠とほぼ同じ長さで、葯は二室。
1年草、二年草または多年草で、葉は鋸歯のある単葉を、普通は対生する。花は単生か総状花序を作り、これが茎の先端に出るか、途中の葉腋に出る。果実は朔果で、扁平で先端がくぼむ。

名前の由来 [編集]

学名のVeroicaは聖女ヴェロニカ (聖人)と同じ綴りであるが、この属は元々Vetto-nica(ベットニカ)であったものが変じてVeronicaとなったとみなされており、直接的な関連性はない。だが、花言葉は聖女にちなんだものがつけられている。例としては「誠実な女性」(英)、「献身」「聖なるもの」(仏)など。

分類 [編集]

広く北半球に約300種がある。日本では以下のような種が知られる。
道ばたの雑草
オオイヌノフグリ V. persica Poir.
イヌノフグリ V. didyma Tenore var. lilacina (Hara) Yamazaki
タチイヌノフグリ V. arvensis L.
コゴメイヌノフグリ V. cymbalaria Bodard
フラサバソウ V. hederaefolia L.
水湿地の雑草
ムシクサ V. peregrina L.
カワヂシャ V. undulata Wall.
エゾノカワヂシャ V. americana (Rafin.) Schwein.
オオカワヂシャ V. anagallis-aquatica L.
山野の草花
エゾノヒメクワガタ V. stelleri Pallas var. longistyla Kitag.
ヒメクワガタ V. nipponica Makino
テングクワガタ V. tenella All.
コテングクワガタ var. serpyllifolia L.
ハマクワガタ V. javanica Blume
クワガタソウ V. miquwliana Nakai
サンインクワガタ V. muratae Yamazaki
ヤマクワガタ V. japonensis Makino
ヒヨクソウ V. melissaefolia Poir.
グンバイヅル V. noei Franch. et Savat.
他に国外の種が園芸用に栽培されている場合もある。特に以下の種はよく見かける。
ヒメルリトラノオ V. spicata L.

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