コチョウラン

・こちょうらん 胡蝶蘭 
・ラン科 
・学名:Phalaenopsis ファレノプシス

コチョウラン(胡蝶蘭、学名:Phalaenopsis、英語:moth orchid)は、ラン科コチョウラン属に属する着生ランの一種。学名からファレノプシスとも呼ばれる。和名の語源については、花が蝶の舞っている姿に似ているところからつけられた。学名も発想的には近いが、チョウではなく、ガである。

大きな葉が目立つ着生植物。茎はごく短く、特殊な偽球茎のような形は取らない。葉は楕円形で幅広く大きく、厚くて硬く多肉質、中央でやや二つ折りになる傾向。根はよく発達し、樹皮などに張り付く。日本の蘭ではナゴランやフウランにやや似た姿である。
花茎は長く伸び、穂状に花をつける。花は唇弁が小さく、先端が左右に突出して巻き込む。蕊柱は短い。それ以外の花弁は平面に広がる。

・開花時期 12月

・誕生花
1月6日 12月18日
・花言葉
華やかさ 厳粛な美しさ

コチョウランは、その美しさで取り上げられるだけでなく、その光合成についても独特の性質がある。他の多くの植物と同様、ランの花の花弁は花粉媒介を行う昆虫を誘引し、中心にある器官を保護する役割を担っている。花粉媒介がすめば、花弁は衰える(しおれる、あるいは枯れるなど)のが普通である。これは、それらの器官を維持するのにそれなりの栄養を消費するから、不用になったら素早く捨てる方がよいからである。
しかし、コチョウラン属においては、P.violaceaなどの多くの種で花弁は新しい役割を担うようになる。それらは緑色に変化し、明らかに光合成をするようになる。

園芸植物としては品種改良され、花が丸っこく大きいものがよく知られる。かつては栽培困難であったが、近年は贈答の洋ランとしてもっともポピュラーなものとなっている。
なお、デンドロビウムのうち、茎先端付近から長い花茎を出し、花を穂状に近く出すものをファレノプシス系、時に略してデンファレというのは、このタイプの元となった種がコチョウランに似た花をつけ、その名をデンドロビウム・ファレノプシスというためである。園芸書等にデンドロビウムとファレノプシスの間の雑種と紹介されることがあるが、誤りである。
なお、一般に「コチョウラン」と呼ばれるものには、Phalaenopsis属以外に、近縁の別属の Doritis pulcherrimaとの交配によって出来た、人工属Doritinopsisに含まれる品種群もある。

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