クズ

・くず 葛
・豆(まめ)科。
・学名 Pueraria lobata
Pueraria : クズ属
lobata : 浅裂した

クズは、マメ科のつる性の多年草。根を用いて食品の葛粉や漢方薬が作られる。万葉の昔から秋の七草の一つに数えられる。漢字は葛を当てる

葉は3出複葉、小葉は草質で幅広く、とても大きい。葉の裏面は白い毛を密生して白色を帯びている。地面を這うつるは他のものに巻きついて10メートル以上にも伸び、全体に褐色の細かい毛が生えている。根もとは木質化し、地下では肥大した長芋状の塊根となり、長さは1.5メートル、径は20センチにも達する。花は8~9月の秋に咲き、穂状花序が立ち上がり、濃紺紫色の甘い芳香を発する花を咲かせる。花後に剛毛に被われた枝豆に似ている扁平な果実を結ぶ。花色には変異がみられ、白いものをシロバナクズ、淡桃色のものをトキイロクズと呼ぶ。和名は、かつて大和国(現:奈良県)の国栖(くず)が葛粉の産地であったことに由来する。

・開花時期は、 8/15頃~ 9/ 末頃。
・秋の七草の一つ。

・花言葉
活力
芯の強さ
治癒

・誕生花
9月21日

・分布
温帯および暖帯に分布し、北海道~九州までの日本各地のほか、中国からフィリピン、インドネシア、ニューギニアに分布している。荒れ地に多く、人手の入った薮によく繁茂する。

・昆虫に好かれる??
いろいろな昆虫のつく植物でもあり、結構目を引くものがある。たとえば黒と白のはっきりした模様のオジロアシナガゾウムシ、まん丸の形が可愛いマルカメムシはよくクズで見かける。また、クズの葉に細かい虫食いがある場合、クズノチビタマムシであることが多い。

・ほうっておいたら、周りにはクズだらけ。
よく繁茂する蔓草としての利害と、食品その他の利用がある。後者については後述する。
雑草としては、これほどやっかいなものはない。蔓性で草地を這い回り、あちこちで根を下ろすので、駆除するのはほとんど不可能に近い。世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000) 選定種の一つである。他方で、その蔓は有用であった。
かつての農村では、田畑周辺の薮に育つクズのつるを作業に用いた。そのため、クズは定期的に切り取られ、それほど繁茂しなかった。しかし、刈り取りを行わない場合、クズの生長はすさまじいものがあり、ちょっとした低木林ならば、その上を覆い尽くす。木から新しい枝が上に伸びると、それに巻き付いてねじ曲げてしまうこともある。そのため、人工林に於いては、若木の生長を妨げる有害植物と見なされている。
クズは根茎により増殖するため根絶やしにすることが困難である。抜本的に除去する方法として、除草剤のイマザピルを使う手法がある。除草剤は、薬剤を染みこませた楊枝状の製品であり、根株に打ち込むことにより効果を発揮する。
2008年に宮崎大学により、クズ属植物からバイオマスエタノールを抽出する技術が開発された

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